「オールドメディア」について最近話題になっている理由や現状について、少し深堀りしてみます。
1. オールドメディアのデジタル化とSNSの影響
オールドメディアとは、新聞、テレビ、ラジオといった、かつて主流だった伝統的なメディアのことを指します。これらのメディアは、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の登場によって大きな変化を迎えています。具体的には以下の影響が挙げられます。
(1) デジタル化への移行
インターネットとデジタル技術の導入
- オールドメディアの一部は、オンライン版やデジタルサービスを立ち上げ、オンライン読者や視聴者をターゲットにしています。例えば、新聞社がデジタルサブスクリプションを提供したり、テレビ局がYouTubeや自社のストリーミングサービスを運営したりするケースです。
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収益モデルの変化
従来の新聞やテレビの収益は主に広告に依存していましたが、デジタル化により、オンライン広告やサブスクリプション(定期購読)による収益が増加しています。しかし、これは無料コンテンツの多いインターネットの世界では新たな挑戦を意味します。
(2) SNSの影響
SNSは情報伝達の手段として大きな影響力を持っています。Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどは、誰でも簡単に情報を発信できるため、オールドメディアの伝統的な役割を一部代替しています。
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即時性
SNSでは速報性が重視され、ニュースが瞬時に拡散されます。これにより、従来のメディアが報道するまでの時間が遅れてしまうことがしばしばあります。
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ユーザー生成コンテンツ
- SNSの普及により、誰もがメディア発信者になれる時代になり、伝統的なメディアの一方通行だった情報発信から、双方向のやりとりに変化しています。
2. オールドメディアの現状
オールドメディアは、デジタル化やSNSの影響を受け、以下のような現状を迎えています。
(1) 収益減少と人員削減
伝統的な新聞やテレビ局は、紙媒体や視聴率の低下により収益が減少しており、これが人員削減や経営難につながっています。広告主がデジタルメディアに流れ、ターゲティング広告の精度の高さやリアルタイムでの効果測定が優位性を持つため、オールドメディアは広告主にとって魅力的ではなくなりつつあります。
(2) 信頼性と権威性の維持
SNSの急成長により、情報が氾濫していますが、信憑性の低いニュースや誤情報も多いため、オールドメディアには依然として信頼性が求められています。特に、公共性の高い報道や深掘りした調査報道などは、オールドメディアならではの強みです。
(3) 若年層の離れ
若年層はSNSやYouTubeを使って情報を得ることが多く、テレビや新聞に触れる機会が減っています。これにより、オールドメディアはターゲット層の一部を失い、視聴者層の高齢化が進んでいます。
3. 今後のメディア対応と展望
今後、オールドメディアはデジタル時代に適応するためにいくつかの対応が求められます。
(1) コンテンツの多様化
オールドメディアは、従来の一方向的な情報提供に加え、インタラクティブな要素を取り入れる必要があります。例えば、ユーザー参加型のコンテンツや、SNSとの連携を強化することです。これにより、視聴者や読者のエンゲージメントを高めることができます。
(2) サブスクリプションモデルの強化
オールドメディアは、従来の広告モデルだけでなく、定期購読やメンバーシップによる収益を増加させる方向に舵を切っています。特に、独自の調査報道や深掘りしたコンテンツに価値を見出し、ユーザーに直接支払ってもらう方法が有望です。
(3) 新しいテクノロジーの導入
AIやデータ解析を活用し、パーソナライズされたコンテンツ提供や広告ターゲティングを強化することが重要です。オールドメディアも、SNSやYouTubeのように、ユーザーの関心に合わせた情報提供を行うことが求められます。
4. 私の感想
私は10年くらい家でテレビは見ません。理由は見なければ、騙される事が無いからです。
特に某テレビ局では、女性アナウンサーに「~パン」なんて呼ぶもんだから大笑いしました。
「キャバクラじゃないんだよ!」ってね(笑)
オールドメディアが抱える変革期において、伝統的な価値や信頼性を保ちながら、デジタル化を進めていくことが重要だと思います。
SNSの情報拡散スピードやインタラクティブ性には敵わない部分もありますが、オールドメディアには深みのある報道や編集力があるため、それを活かしていく方法を見つけることが、今後の生き残りの鍵になると思います。
※テレビを見ないと言っても幾つかは見ます(huluやTverなど)。例えば、
- あちこちオードリー(テレ東)
- オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです(中京テレビ)
- ヒューマンドキュメンタリー オモウマい店(中京テレビ)
など。今回はこれにて失礼します_(._.)_。