SNS詐欺に警鐘:感情を操り金銭をだまし取る手口

今日のニュース内容は「「もうかるよ」「結婚したい」といった言葉を使い、感情形成テクニックを利用するSNS投資詐欺やロマンス詐欺について」

出典:「「もうかるよ」「結婚したい」 感情形成テクニックを使うSNS投資詐欺やロマンス詐欺」

個人を標的にするサイバー犯罪には、さまざまなものが存在するが、特に詐欺的な手法によって金銭を窃取される被害が深刻な問題となっている。こうした中、情報処理推進機構(IPA)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威」の選考会メンバーを務めるエーピーコミュニケーションズの田中潤子氏が、SNS投資詐欺やロマンス詐欺について解説してくれた。

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SNS投資詐欺・ロマンス詐欺について

  • 投資詐欺
    • 「必ず儲かる」「元本保証」「高配当」といった甘い言葉で誘い、偽の投資プラットフォームやアプリに誘導します。
    • 最初は少額の利益を見せ、信じ込ませた上で、さらに高額な投資を促します。
    • 最終的には連絡が取れなくなり、投資したお金は戻ってきません。
  • ロマンス詐欺
    • SNSやマッチングアプリで知り合い、恋愛感情を抱かせた後、様々な理由をつけて金銭を要求します。
    • 「病気の家族の治療費」「事業の運転資金」「海外からの送金手数料」など、同情を誘うストーリーを語ります。
    • 実際に会うことはなく、金銭をだまし取った後は連絡が途絶えます。

被害に遭わないための対策

これらの詐欺から身を守るためには、以下の点に注意することが重要です。

  • SNSやマッチングアプリで知り合った人からの儲け話や金銭要求は鵜呑みにしない:特に「絶対儲かる」「投資に詳しくない人でも大丈夫」といった話は詐欺の可能性が高いです。
  • 個人情報を安易に教えない:特に銀行口座情報やクレジットカード情報などは絶対に教えないでください。
  • 不審なサイトやアプリにアクセスしない・インストールしない:公式なアプリストア以外から提供されるアプリには注意が必要です。
  • 知らない人からの連絡には慎重に対応する:たとえ親しくなったと感じても、相手の言葉をすぐに信じ込まず、冷静に判断することが大切です。
  • 信頼できる人に相談する:少しでも怪しいと感じたら、家族や友人、または消費者庁や警察などの公的機関に相談しましょう。

困った時の相談窓口

もし、このような詐欺に遭ってしまったかもしれない、あるいは不安な場合は、以下の窓口に相談してください。

  • 消費者ホットライン:188(局番なし)
  • 警察相談専用電話:#9110

これらの詐欺は手口が巧妙化しており、誰もが被害に遭う可能性があります。常に警戒心を持ち、不審な誘いには毅然とした態度で臨むことが大切です。

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