今回のニュースは、「最近、愛媛大学の研究で、中高年女性にとってウォーキングがメタボリックシンドローム(メタボ)予防に有効であることが確認されました。しかし、注目すべきはその方法です。ウォーキングの「強度」、つまり速さや歩く強さよりも、実は「歩数」の方が重要だ」という内容です。
出典:タイトル「中高年女性のウォーキングでのメタボ抑制は、歩行の「強度」よりも「歩数」が重要 愛媛大」
従来、一定強度以上の身体活動の実践が推奨されることが多い。しかし、中高年女性では、あらゆる運動強度の歩数がメタボリックシンドローム抑制に寄与することが明らかになった。愛媛大学の研究グループの研究成果であり、「Environmental Health and Preventive Medicine」に論文が掲載されるとともに、同大学のサイトにプレスリリースが掲載された。著者らは、歩数に基づいた身体活動推奨の有用性を示唆する結果であり、日常生活の中で無理なく歩数を蓄積することの重要性が示されたとしている。
➡ https://sndj-web.jp/news/003290.php
ここでは、中高年女性が習慣化するコツなどをお話ししようと思います。
研究結果からわかったことこの研究では、ウォーキングの強度(速く歩くことや強い運動をすること)よりも、むしろ歩く「回数」や「歩数」を増やすことがメタボリックシンドロームの予防に繋がることが示されました。中高年女性にとっては、無理に運動強度を高めるのではなく、少しずつでも毎日の歩数を増やすことが大切だということです。 なぜ歩数が大事なのか歩数を増やすことが重要なのは、ウォーキングの効果が累積するためです。例えば、1日1万歩を目指すといった目標はよく耳にしますが、無理に達成しようとすると続かないことが多いですよね。ですが、毎日少しずつ歩数を増やすことで、体は徐々に適応し、健康への効果も高まります。大切なのは、継続的に歩くことで心身がその変化に慣れていくことです。 研究によると、1日8000歩以上歩くことが推奨されており、この程度の歩数でもメタボリックシンドロームの予防に十分効果があるとされています。高い運動強度でなくても、日々の積み重ねが大きな違いを生むのです。 ウォーキングを習慣化するコツでは、実際にどのように歩数を増やすか、簡単な工夫をいくつかご紹介します。 通勤や買い物を歩きながら車を使わず、近所の買い物に行く際に歩くことで、自然に歩数を増やせます。徒歩圏内であれば、日常的に歩く習慣を身につけやすいです。 エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う少しした工夫で、普段の生活の中で歩数が増えます。階段を使うことで脚の筋力も鍛えられます。 ウォーキングを楽しむ歩くことが楽しみになれば、長時間でも歩き続けることができます。お気に入りの音楽を聴いたり、風景を楽しみながら歩いたりすることで、ウォーキングが楽しくなり、続けやすくなります。 歩数を増やすことで得られるメリットウォーキングを通じて歩数を増やすことは、メタボリックシンドロームの予防だけでなく、他にもたくさんの健康メリットをもたらします。 心血管疾患の予防定期的に歩くことで、心臓病や脳卒中などのリスクが減少します。血流が改善され、心臓に負担がかかりにくくなります。 体重管理に効果的メタボリックシンドロームを予防するためには体重管理が重要ですが、ウォーキングはカロリー消費に繋がり、体重減少をサポートします。 精神的な健康歩くことによってストレス解消にもなります。ウォーキングは心身のリラックス効果があり、気分をリフレッシュさせる効果も期待できます。 まとめ愛媛大学の研究が示す通り、ウォーキングによるメタボ予防には「強度」よりも「歩数」がカギとなります。無理せず、日々の歩数を増やしていくことが、健康への近道だと言えるでしょう。少しずつ歩数を意識し、生活に取り入れていくことで、自然と健康維持ができるようになります。 今すぐにでもできるウォーキングを始めて、健康な毎日を手に入れましょう! ※私も体調管理をしながら、毎日歩いています。歩数はあまり気にしてませんが、一応「5000歩」を目標にしています。「ウォーキングは楽しみながら」で、いいんじゃないか?と思っています。では。 |