今日は久しぶりにウォーキングのニュースです。
認知症リスクがどんどん下がる…82歳の脳科学者も実践している「高齢者はやらなきゃ損」な日課
出典:認知症を遠ざける方法はあるのか。薬学者・脳科学者の杉本八郎さんは「高齢者約1万4000人のデータに基づく研究によると、一日の歩行時間が長いほど認知症発症のリスクが下がる傾向があった。82歳の私自身も、毎日のウォーキングを欠かさないようにしている」という――。
➡ https://president.jp/articles/-/92492?page=1
記事によれば、82歳の脳科学者である杉本八郎さんは、認知症予防のために日々のウォーキングを欠かさず実践されています。
ウォーキングのような有酸素運動は、血行を良くし、脳に十分な酸素や栄養を届けることで、神経細胞を活性化させる効果があるそうです。
特にウォーキングは、若年層だけでなく高齢者にも脳の血流増加効果が確認されており、体力に自信がない方でも取り組みやすい運動とされています。
さらに、日々のウォーキングは高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながり、結果として認知症リスクの低減に寄与することが示唆されています。 これらの理由から、ウォーキングは高齢者にとって「やらなきゃ損」と言える日課であり、認知症予防の基本となる生活習慣として推奨されています。
※しかし、ウォーキングは認知症予防に効果的ですが、高齢者にとっては注意すべき点もあります。
例えば、以下のような健康面のリスクが考えられます。
1. 転倒のリスク
高齢になると筋力やバランス感覚が低下し、転倒しやすくなります。転倒は骨折や寝たきりの原因になることもあるため、
・段差の少ない道を選ぶ
・杖や歩行補助具を活用する
・足元が安定する靴を履く
などの対策が必要です。
2. 熱中症や脱水症状
特に夏場は、気づかないうちに脱水症状になりやすいです。こまめな水分補給を意識し、暑い時間帯(正午〜午後3時ごろ)の外出を避けるのが良いでしょう。
3. 関節や心臓への負担
膝や腰に持病がある場合、長時間歩くと関節に負担がかかることがあります。また、心疾患を持っている方は無理のないペースで歩くことが大切です。疲れを感じたらすぐに休む、医師に相談して運動量を調整することも重要です。
4. 交通事故の危険
高齢になると視力や聴力が低下し、車や自転車に気づくのが遅れることがあります。明るい色の服を着る、反射材をつけるなどして、安全を確保することが大切です。
まとめ
ウォーキングは高齢者の健康にとても良い習慣ですが、「無理をしない」「環境を整える」「体調に気をつける」といった点に注意すれば、より安全に続けられますね。