Illustrator新機能「ターンテーブル」が話題

今日のニュース内容は「Adobe Illustratorの新機能「ターンテーブル」について」

出典:Adobe「Illustrator」新機能「ターンテーブル」がすごいと話題
公開日 2025年08月21日 12時45分更新

アドビは「Illustrator」のベータ版に、新機能「ターンテーブル」を実装した。X(SNS)でも8月20日頃から、「すごい!」「やばい!」といった驚きの声が挙がるなど、話題となっている。

ニュースチェック(2025-08-23)https://ascii.jp/elem/000/004/314/4314056/

これは、2Dのベクターアートをまるで3Dオブジェクトのように回転させ、さまざまな角度からのビューを生成できる画期的な機能です。

ターンテーブル機能の概要

「ターンテーブル」は、Adobe MAX 2024で「Project Turntable」として発表された技術で、現在Illustratorのパブリックベータ版で利用可能になっています。この機能は、AIを活用して2Dイラストを回転させ、新しい視点からのイラストを自動生成します。

従来のIllustratorでは、キャラクターやオブジェクトの別アングルのイラストを作成する場合、手動で描き直す必要がありました。しかし、この機能を使えば、元の2Dベクターアートを選択してボタンをクリックするだけで、スライダーを動かして水平・垂直方向に回転させることができます。AIが自動的に新しい角度のイラストを生成し、その際に隠れていた部分も推測して補完します。

深堀り:この機能が「すごい」と言われる理由

  1. 作業効率の大幅な向上: これまで手作業で行っていた、キャラクターの三面図やプロダクトの多角的なビューの作成が、瞬時に行えるようになります。これにより、デザイナーやイラストレーターの作業時間が大幅に短縮され、よりクリエイティブな作業に集中できるようになります。
  2. ベクター形式の維持: 生成された新しいビューもベクター形式である点が大きなポイントです。そのため、解像度が劣化することなく、生成後に色を変更したり、細部を編集したりすることができます。これは、イラストのクオリティを維持する上で非常に重要です。
  3. AIによる自動補完: ターンテーブルのコア技術は、高度な生成AIアルゴリズムにあります。たとえば、馬のイラストを回転させた場合、元々描かれていなかった足の部分をAIが推測して描き加えるなど、回転によって見えなくなる部分を自然に補完してくれます。これにより、リアルで自然な回転アニメーションのような効果を生み出せます。
  4. 多様なアートスタイルへの対応: シンプルなベクターシェイプから、複雑なキャラクター、風景画まで、さまざまなアートスタイルに対応しています。これにより、幅広いデザイン分野で活用できる可能性を秘めています。

課題と今後の展望

現在、この機能はベータ版であり、完璧ではありません。特に、写実的なイラストや非常に複雑な図面では、意図した通りの結果にならない場合もあるようです。また、AIが生成する部分は完全に元のデザインの通りではないため、微調整が必要になることもあります。

しかし、この機能が示すのは、AIがデザイナーの創造性を支援し、作業を効率化する未来の可能性です。Adobeは今後、ユーザーからのフィードバックを基に機能を改善していくと思われます。最終的に正式版としてリリースされれば、Illustratorのワークフローを大きく変える「ゲームチェンジャー」となる可能性を秘めていると言えるでしょう。

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