今回のニュース内容は「2025年6月9日(現地時間)、Googleは「Google スプレッドシート」で、AIアシスタント「Gemini」によって生成されたグラフが**「完全に編集可能」**になる機能を導入しました。」
出典:「Google スプレッドシート」のGeminiが生成したグラフをユーザーが編集可能に
米Googleは6月9日(現地時間)、「Google スプレッドシート」のGeminiが生成したグラフをユーザーが編集できるようになったと発表した。
「Google スプレッドシート」のGeminiはグラフを画像として出力していたため、デザインやデータをユーザーがカスタマイズすることはできなかったが、今回のアップデートにより、デザインやデータを自由に編集できるようになっている。Geminiが生成したグラフをより見やすくしたり、自分の意図に沿った見せ方にしたり、グラフの生成後にデータを変更するといったカスタマイズが可能だ。
ニュースサイトで見る:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2021570.html
この変更は、Google スプレッドシートでのデータ分析と可視化を大きく向上させるものです。
これまでのGeminiによるグラフ生成は、あくまで画像として出力されるため、タイトルや軸のラベル、色などを後から編集することはできませんでした。しかし、今回のアップデートにより、Geminiが生成したグラフも、スプレッドシートの通常のグラフと同様に、ユーザーが自由にデザインやデータをカスタマイズできるようになります。
主なポイントは以下の通りです。
- 編集可能性の向上: 生成されたグラフは、スプレッドシートのネイティブなグラフとして挿入されるため、タイトル、軸、色、凡例などのすべての要素を後から編集できます。
- データとの連動: 生成されたグラフは、スプレッドシートのデータと連動します。グラフの基となるデータが変更されると、グラフも自動的に更新されます。
- 利便性の向上: プロンプト(指示)を入力するだけで、Geminiが適切なグラフを生成し、それを手動で調整できるようになるため、グラフ作成の効率が大幅に向上します。
- 生成される場所: 生成されたグラフは、通常新しいタブに元のデータとともに挿入されます。
- 利用可能なユーザー: Google WorkspaceのBusiness Standard、Business Plus、Enterpriseなどのプランで利用できるほか、Google AI Pro/Google AI UltraのユーザーやGemini Business/Gemini Enterpriseアドオンを購入済みのユーザーも利用可能です。
- 制限: 100万セル未満のファイルでの安定動作が推奨されており、複雑なファイルでは不安定になる可能性があるようです。また、一部の複雑なグラフタイプは、引き続き静止画像として生成される場合があるとのことです。
このアップデートは、Google スプレッドシートをより強力なデータ分析ツールとして活用するための大きな一歩と言えます。